魔術式変換(物質・非物質変換)
魔法学について、基礎からさらに発展させていこうと思いますが、
残念ながら、非物質世界の“数字”(厳密には数字ではありませんが便宜上)を
僕はまだ発見できておりません。
何しろ、これを発見したらノーベル賞にも匹敵する大発見ですから。
そんなわけで、魔法学を展開していくにしても、今の段階では
予想・予告にすぎません。
ですが、せっかくなので想像で話を膨らませていきましょう。
さて、前回は、物質世界を計算するべく発見された「物質的数字」と
精神世界を秩序をもって法則化するべく、しかし今だに発見されていない「非物質的数字」について説明しました。
物質世界で、数字を用いて数式を駆使して発展してきた「科学」、
一方、精神世界の事象を整理するための“数え方”さえなく、
発展どころか基礎さえできていない「魔法学」。
それぞれ、分けて考えてみましょう。
簡単な具体例で考えます。
石をAからBに移動させるとします。
物質世界では、質量や速度、移動距離など、数字を駆使して数式で表すことができます。
そして、非物質世界(精神世界)では、石がAからBに移動するのをイメージすることになります。